こんにちは!こちゃ(@koh_bach)です。
イラストを2次元で動かしアバターにする、Live2Dというソフトがあります。
このLive2Dで作られたアバターって、どういう仕組みで動いているんだろう?と疑問に思ったことはありませんか?
私は最初のアバターを作った際、Live2Dの仕組みをよく理解しないまま気合(!)で作りましたが
動きがおかしいし、思った表情にもならなくて、散々な結果となりました…。
今見るとクオリティの差が恐ろしい…
気合だけではソフトの使い方は理解できないし、やはり教科書的な本が1冊は欲しい!ということで、本屋で1冊の書籍を購入しました。
今回は私が新しいアバターを作る際に、Live2Dを学ぶために購入したオススメの書籍をご紹介します。
- イラストのLive2D用のパーツ分けが自力でできる方
- あるいはパーツ分け済みイラストを持っている方
- Live2Dのモデリングの仕組みを学びたい方
パーツ分け済みのイラストを購入し、モデリングは自分でチャレンジしてみたい方にはnizimaがオススメです!
本書のおすすめポイント
実際のモデルファイルがダウンロードできる
写真が多めに掲載されている本でも、文章の説明だけでは分からなくなる時があります。
実際本書を見ながらLive2Dを触っていると、
「ここの設定はどうすればいいんだろう」「ここはどういう意味なんだろう」と疑問に思うことがありました。
そんな時に実際のモデルで確認することができるので、疑問が解消され、理解力も高まります。
また日ごとにファイルが分けてあるため、1日の制作時間でモデルがどのくらい変化したかを確認することができます。
あるある!な悩み解消法が載っている
- パーツに変な線が入ってることに今更気が付いた!
- アートメッシュの自動と手動の違いって?
- 左右で同じパーツを使って時間短縮できたらいいのに
- テクスチャアトラスを書き出したらパーツが消えちゃった
- モデルを作ったはいいけど、動かし方がわからない
私が実際に制作していて、何度かやってしまったことなのですが
イラストをLive2D用に加工する際、誤タッチで変な線を描いてしまっていたり、結合する場所を間違えたりしていました。
ある程度モデリング作業をした後に気が付くと、とてもショック…!
そんな時でも、モデリングした箇所を残しつつ、イラストファイル(psd)を差し替える方法が載っているので安心です!
他にもアバター完成後にOBS配信する際の方法などが詳しく書かれており、この1冊だけで録画方法までわかっちゃいます。
クオリティアップの小技が豊富
アバターの口を動かす際の顎の表現や、マスク機能を使った影をコントロールする方法など、制作したアバターをより自然に表現できる方法がたくさん載っています。
アバター制作は時間をかけるほどクオリティも上がるし、アバターに対する愛着も沸いてくるので
役立つ小技はどんどん取り入れていきましょう!
本書の気になるところ
あくまで「Live2D」の教本
この本を読んだ後、私が最初に困ったのがキャラクターイラストの割り方です。
Live2Dで動きをつけるため、描いた絵はイラストソフトでパーツごとに分割をしなくてはいけないのですが、
本書はあくまで「Live2D」の教本のため、イラストソフト側の操作である「パーツの割り方」については詳しく載っていません。
- イラストの線画と色と影はレイヤーを分けて保存したほうがいいのかな?
- 腕パーツはどこで分割したらいいんだろう?
など、疑問に思ったことは自分で調べるしかありません。
モデリングを始める前に躓いてしまう、という点が少し残念でした。
情報の鮮度
これはどのような技術書でも同じなのですが、
ソフトのアップデートで機能が変更されたり、より便利な方法が実装されたりします。
本書は2019年の発行のため、その後実装された機能のほうが便利な場合があったりします。
まとめ
面倒くさがりにこそ、オススメ!
いきなりですが、私はかなりの面倒くさがりです。
資格の勉強などをするときもそうなのですが、どのくらいの量があるのかわからない分厚い教本よりも、「○○日でわかる!」みたいな名前の本を選びがちです。
全体量がわからないと今どのくらいの量を勉強できたかわからないし、それによって最初は高かったモチベもどんどん下がってしまうからです。
「10日でわかるシリーズの5日目が終了した」
⇒「全体の半分量が完了した!」とわかりやすいです
なので、Live2Dの教本を選ぶ際も、最初は同じ考え方で選びました笑
10日は勉強量としてちょうどいい
2~3日だと短すぎて理解できる気がしないし、30日近くあると続くかわからない…
そんな自分にとって、10日はちょうどいいボリューム感でした。
平日だけ勉強しても、2週間で完了できる!
また本書はアバターの制作自体はDay6まで(それ以降はクオリティアップや配信設定など)なので、
アバター制作を学びつつ、それを使用した配信方法の全体的な流れも学べる内容となっています。
あとこちらは個人的に、勉強する範囲が最初から章で分けられているので
「〇〇のページどこだっけ、確か2日目くらいにあったはず…」みたいな形で逆引きできる点でもオススメです。
気になるところはあっても、やっぱりオススメ!
Live2Dの基本から学べる「10日でマスター Live2Dモデルメイキング講座」は
初心者や面倒くさがりな人にこそオススメしたい1冊です。
気になるところもありましたが、それを上回る情報量や10日間という手軽さ、実際のモデルが触れるなど、
まだまだ使える、メリットが豊富な書籍です。
これからLive2Dを学んでみたいと思っている方や、モデルの動く仕組みを知りたい方など
ぜひ一度読んでみてください。
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