レンズ交換してカメラを使用していると、レンズやカメラのイメージセンサーの汚れは絶対に避けては通れません。
ブロアーでシュコシュコやってホコリを飛ばすのが一番頻度の高い清掃方法ですが、
使っているブロアーの劣化を考えたことはありますか?
僕はブロアーが古く劣化していて、ブロアーを吹けば吹くほどレンズやセンサーが汚れるという苦い思いをした経験があります。
本記事では、そんな苦い思い出話と、劣化したブロアーを使ってレンズが汚れてしまうと写真写りにどんな影響があるのかお話しします。
ブロアーは定期的に買い換えよう
まず、結論を言うとブロアーは定期的に買い換えて、出来るだけ古いブロアーは使わない方が無難です。
特にゴム製のブロアーは劣化すると表面が剥がれ、ブロアー使用時にノズルから細かいチリが出てくることがあります。
それでレンズやカメラのイメージセンサーが汚れると掃除が面倒なことになります。最悪、レンズやセンサーを傷付けてしまうと出費が高く付いてしまう。
劣化したブロアーを使用した結果レンズが汚れまみれに
古いブロアーを使うときは注意が必要です。
なぜなら、古くて劣化したブロアーを使用すると余計にレンズやカメラのセンサーを汚してしまうことがあるからです。
かくいう僕は、5年以上前に買ったブロアーを使ったらレンズとセンサーが汚れて大変なことになりました・・・。
ブロアーの素材が劣化し、中からゴミ(細かいチリのようなもの)が出てきてレンズに付着してしまったのです\(^o^)/
ある日、レンズを交換する際についでに
「センサーとレンズのホコリをブロアーで飛ばしておくか」
と考えました。
そこで、家にあったブロアーを引っ張り出し、
シュコシュコ・・・
シュコシュコ・・・
掃除するときはレンズやカメラのセンサーは下を向けて作業するため、
- 実際にホコリがあったのか?
- そのホコリはブロアーの風で飛んだのか?
っていうのをよく確認していませんでした。
その後、外にで写真を撮ったところ、撮れた写真にはゴミが大量に写り込んでいる有様でした。
劣化したブロアーを使うとこうなる
家に戻り、慌ててレンズを確認。
レンズの前玉はレンズフィルターをマイクロファイバーのクロスでゴシゴシやってるのでゴミはありませんでしたが、レンズ後玉とカメラのイメージセンサーを確認して顔が青ざめました・・・。
なんかチリのようなものが大量に付着している\(^o^)/
ここで、まだ僕は前回使ったブロアーが劣化していることに気付いていなかったので、同じブロアーを使ってまたシュコシュコやります。
そしてやっと、
「これブロアーすればするほどゴミ増えてない?」
って気付いたのです。
写真を撮るとゴミが写ってしまう
レンズの後玉、そしてイメージセンサーにゴミが付着すると、写真にかなりの影響が現れます。
ゴミの影響は絞って撮影したときが顕著です。
レンズ後玉とイメージセンサーにゴミが付着した状態でF11〜ぐらいに絞って撮影すると、写真にゴミが写り込みます。
いやこれほんとヒドイ状態だな・・・。
絞り開放近くで撮影すると、ゴミは写り込みません。
普段絞らずに撮影しているとなかなかゴミには気付かないかもしれません。
汚れ対策:新しいブロアーとレンズペンで清掃する
劣化したブロアーを使用すると、素材が劣化して中からチリのようなものが出てくるときがあります。
面倒なことにならないためにも、ブロアーは定期的に買い換えた方が良いです。
これを機に僕はHAKUBAのブロアーに買い換えました。
あまりブランドにこだわりはありませんでしたが、ちょっと懲りたので有名ブランド品にして安心を買いました。
- 180mlの大容量ポンプで風圧が強い
- シリコンゴム製で耐久に優れる
- ブロアーが自立するのでテーブルから転がり落ちない
- ブルー、オレンジ、ブラックのカラーが選べてお洒落
HAKUBAのブロアーでレンズ後玉に付着してしまったチリを飛ばし、飛ばなかったものはレンズペンで綺麗に掃除しました。
自分でカメラのイメージセンサーを掃除するには、センサークリーニングスワブという道具を使います。
カメラのイメージセンサーはとてもデリケートなものなので、自分で掃除するのは自己責任です。
さいごに:ブロアーは定期的に買い換えよう
本記事では、僕の苦い経験である劣化したブロアーを使ってレンズやカメラのイメージセンサーが汚れまみれになってしまったお話をしました。
古いブロアーを使ったときのリスクをおさらいしておきます。
- ブロアーの素材が劣化していて中から細かいチリが出てくることがある
- レンズやセンサーが汚れた状態で撮影すると、写真にゴミが写り込んでしまう
- レンズ後玉、カメラのイメージセンサーに付着した汚れを取るのはとても面倒くさい
古くて劣化したブロアーは百害あって一理無しです。
そんなに高いものでもないので定期的に買い換えた方が、ブロアーより遥かに高級なレンズやカメラを守ることに繋がります。
無理して古いブロアーを使うと、実際にレンズやセンサーが汚れてしまったときによっぽど後処理が面倒です。
ちょっと心配だなって方は、お手持ちのブロアーをスマホの液晶とかに吹きかけてチェックしてみるといいかもしれません。
記事内で紹介した商品まとめ
- 180mlの大容量ポンプで風圧が強い
- シリコンゴム製で耐久に優れる
- ブロアーが自立するのでテーブルから転がり落ちない
- ブルー、オレンジ、ブラックのカラーが選べてお洒落
- ブラシ、カーボン粉末チップの2 in 1
- 小型で携帯性に優れている
- 大きな汚れはブラシ、皮脂などは球面チップで除去と用途が選べる
- 清掃してくれるサービスセンターが近くになくても自分で掃除できる
- 清掃頻度が高い場合は自分で掃除した方が安く済む
- 薬液を垂らして拭き上げるだけなので簡単!
カメラはとてもデリケートで汚れに敏感です。定期的に掃除して綺麗にしてあげて下さいね。