結婚を決めたら、ぜひ用意したい婚約指輪。
だけど、
「ブランドも種類も多すぎてどれを選べばいいのかわからない」
「ダイヤモンドの選び方がわからない」
「周りのみんなはどのぐらいの予算で選んでいるんだろう・・・」
こんな悩みは誰もが持つと思います。
“好きなのを選べばいい”
こういってしまえば簡単ですが、どれが好きなのかその判断基準も分からない。
決して安い買い物ではないし、 ジュエリーショップのスタッフさんに言われるがまま、「じゃあそれで」とは言えないものです。
ぼくは妻と二人で婚約指輪を選びに行ったのですが、
「失敗したくない」
って思って、たくさんのお店に足を運び、婚約指輪についてリサーチしました。
この記事では、婚約指輪の選び方がわからなくて悩んでいる方のために、ぼくや妻がお店で聞いたり、リサーチした指輪選びのポイントをまとめました。
ここに書いたことが、これから婚約指輪を選ぶお二人にとって少しでもお役に立てれば幸いです。
そして、記事タイトルにもあるように、ぼくはごくごく普通の平均的収入のサラリーマンです。
その立場から見たとき、指輪をどのぐらいの予算で、何に気をつけて選んだのか、そのポイントも紹介します。
結婚指輪で悩んでいる方は以下の記事もおすすめです。
婚約指輪とは?
婚約指輪とは、結婚を決めたときに男性から女性に贈られる指輪です。
結婚指輪が日々身に着けて普段の生活に溶け込むシンプルなデザインが多いのに対し、婚約指輪はダイヤモンドをドンッとあしらい、きらびやかなデザインなのが特徴です。
多くは結婚のプロポーズの際に贈られますが、
その後も、両家顔合わせで再度お披露目することで、二人の結婚の意志を両親に示すことができます。
婚約指輪が登場すると両家顔合わせが盛り上がります。(経験談)
結婚後は、特別なお出かけの際に身に付けてもいいですし、たまに眺めるだけでも結婚したときのことを思い出し、心が引き締まります。
最近では、金銭的な理由で婚約指輪を贈らないケースも増えているようです。
まぁ、何十万円も出して買った指輪の出番がそんなにないことから、現代思考のカップルは不要と考えるのも分からなくはないです。
とはいえ、やはり男としては婚約指輪は何とかして贈ってあげたいものではあります。
やっぱり、あげたときの彼女の喜んだ顔は脳に刻まれて忘れられませんよ。ほんとあげて良かったなって感じます。
ぼく個人の意見としては、婚約指輪はぜひあげた方がいいと思っています。女の子は婚約指輪に憧れている人もいますし、またとないカッコつけチャンスです!
ビシッとカッコよく婚約指輪を渡してプロポーズできれば、彼女もきっとあなたにメロメロです。ぼくの妻はメロメロになりましたよ、たぶん。
「ふむふむ、、婚約指輪は渡した方がいいのか・・・けど指輪のサイズなんか知らないしなぁ」
と思うかもしれません。
では婚約指輪は、男性一人で選んでサプライズで渡すのがいいのでしょうか?あるいは二人で選ぶのがいいのでしょうか?
一人で選んでサプライズ?二人でお気に入りの一本を探す?
婚約指輪を男性一人で選ぶときのメリットとしては以下のことがあります。
- サプライズで渡すので、驚いてもらえる
- ロマンチックな渡し方を演出しやすい
逆にデメリットは、
- 指輪のサイズを正確に知っていなければいけない
- リングの着け心地が合っているかわからない
- デザインが気に入ってもらえるかわからない
こう考えると、一生残る思い出の品として、着け心地やデザインセンスに関するデメリットがキツイ感じがします。
対して、二人でお気に入りの指輪を探す場合のメリットは、
- 一緒に見て選ぶので、本当に気に入ったデザインを選んでもらえる
- 着け心地を試着で試してもらえる
- 指輪を探すことを口実にデートができる
デメリットは単純に、女性はどんな指輪が貰えるのかわかっているので、婚約指輪を貰ったときの感動が薄くなるかも、と言ったところですかね。
とはいえ、二人で選んだ指輪はデザインに間違いはありませんし、シチュエーションを工夫すればロマンチックに贈ることもできるので、ぼくのオススメは「二人でお気に入りの一本を探す」です。
ぼくたちは、婚約指輪は二人で探しに行き、二人納得して選びました。
婚約指輪の相場
婚約指輪の購入予算はどのぐらいなのか?
よそはよそ、自分は自分と思っていても、みんながどれぐらいの予算で婚約指輪を購入しているのかはやっぱり気になります。なるよね?
これは、マイナビウエディングやゼクシィ、ハナユメの婚約指輪相場アンケートの数値を平均したものです。
みんなが選んでいる婚約指輪の相場、
一番のボリュームゾーンは10万円〜20万円で25.8%、ついで20万円〜30万円が23%でした。
そして、約6割の人が30万円以下の予算で婚約指輪を選んでいます。
どこで聞いたかは忘れましたが、「婚約指輪は給料の3ヶ月分」というフレーズが脳に刻まれています。
しかし、現実問題として給料の3ヶ月分なんてのは現代の生活にはそぐわないと思っています。
そこで、多くの人が選ぶ30万円以下という価格。
「愛はお金じゃない」
と考えつつも気持ちとしては、
「そこまで安物をあげたくない」
って、男には男なりの心の葛藤があります・・・。
かくいうぼくも、まさにそんな感じでした。
あまり高価すぎるとその後の結婚式資金に影響が出ますし、かと言ってそれを理由に無理に我慢して欲しくはない。
妻には、20万円〜30万円なら頑張れるから、そのぐらいの予算で・・・、と伝え、最終的に購入した婚約指輪もそのぐらいの価格です。
何人かの友人に、どのぐらいの予算だったか聞いたんですが、
いちばん高かった人で30万円付近、
一番安かった人で10万円と少しでした。
安かった人は、婚約指輪を節約して、その分を結婚指輪のグレードアップに充てていましたね。夫婦で何を重視するかはそれぞれですね。
ここでは婚約指輪の相場価格について触れました。繰り返しますが、価格じゃなくて気持ちが大事です。
お互い、「愛してくれてありがとう」の気持ちを忘れないようにしたいですね。
ダイヤモンドを選ぶポイント
婚約指輪を選ぶ際に、まず選ばなければならないダイヤモンド。
けどダイヤモンドの価値の基準って知っていますか?
ダイヤモンドをしっかり選ぶのはこれが初めてではないでしょうか?
店舗に行けば、選び方の基準はスタッフさんが詳しく説明してくれると思います。
が、ただでさえ慣れないお店でテンパるのにサラっと聞いただけでは選び方の基準なんてチンプンカンプンだと思います。
ここではダイヤモンドを選ぶ際に基準とされている4Cについて解説します。
ダイヤモンド選びの予習・復習にしてください。
ダイヤモンドの4C
ダイヤモンドには4Cとよばれる以下4つの評価基準があります。
- カラット(重さ)
- カラー
- カット
- クラリティ(透明度)
この一つ一つのグレードが高いと、希少なダイヤモンドとなります。
つまり価格が上がります。
それぞれどういうことか見ていきますね。
カラットは重さの単位、婚約指輪で選ばれるのは0.2ct〜0.4ctが多い
カラットはダイヤモンドの重さを表します。
(ぼくは婚約指輪を買うまでダイヤモンドの大きさを表していると思っていました・・・)
数字が大きくなるほど重くなり、比例して大きさも大きくなります。
当然、カラットが大きいダイヤモンドは価格もすごいことになるのでとにかく大きいものを!っていう訳にもいきません。
「みんなはどれぐらいのカラット数を選んでいるんだろう・・・」
気になりますね。
婚約指輪で選ばれるダイヤモンドの平均カラット数は0.2ct〜0.4ctです。この辺りが予算との兼ね合いがいい具合なのだと思います。
ぼくたちの婚約指輪は約0.2ctですが、それでも結構いい値段がしました。
カラーはダイヤモンドの色味。無色透明が高価で黄色味を帯びるほどランクが下がる
カラーはダイヤモンドの色味を表します。
「えっ?ダイヤモンドって透明じゃないの?」
実はダイヤモンドって無色透明じゃないんですよ。かすかに色が付いているんです。
完全な無色透明から、グレードが下がっていくと黄色味を帯びてきます。
Dが最高ランクで、アルファベット順にランクが下がっていきます。
Dランクは無色透明で希少性が高く、Kランクぐらいから目で見て黄色味を感じてきます。
どのカラーのダイヤモンドが店舗に在庫があるかはその時によると思いますが、目で見て黄色っぽくなければ大丈夫だと思います。
また、ちゃんとしたブランドのお店ならば黄色く見えるようなダイヤモンドはそもそも提案されないと思います。
Dランク(完全な無色透明)〜Jランク(透明)であれば、はたから見ても「あっそれ○ランクでしょ〜」なんてわかりませんし、選ぶ基準は気分かなと思います。
クラリティはダイヤモンドの透明度。目で見て違いがなければそこまで気にしなくてもと思う
クラリティはダイヤモンドの透明度を表しています。
カラーと何が違うんだってところですが、クラリティは直接の色味ではなく、ダイヤモンド内部のキズや不純物による透明度の基準です。
キズや不純物が多いと、透明度が下がるため、ダイヤモンドに射し込んだ光がうまく反射できず、輝きを損なってしまいます。
いくつかランクがありますが、クラリティはちゃんとしたお店で流通しているものであればそこまで気にしなくても問題ない石をスタッフさんが選んでくれると思います。
あるいはランクが低くても、自分の目で見て問題なければいいと思います。その分お手頃の価格になったりしますし。
カットは加工の美しさ。個人的にはこれが一番大事
カットは、ダイヤモンドの原石を加工した際の仕上げの美しさです。
ダイヤモンドはそのままの石の状態ではキラキラとは輝きません。
綺麗にカットされて初めて、光を受けたときのあの綺麗な輝きが生まれます。
というのも、ダイヤモンドがキラキラと輝いて見えるのは、石の内部に入った光がカットされた面で反射されて外に出てくるからなんです。
カットが上手くいっていないと、綺麗に光が反射されなかったり、拡散してしまって輝きが鈍くなります。
カットにはExcellent〜Poorまで5段階のランクがあります。
もちろんExcellentが最上級。
さらにカットには、
- カット
- 研磨
- 対称性
という3つの評価項目があり、すべての項目がExcellentだと、トリプルエクセレントという神みたいな称号が与えられ 、それはとても美しい光を反射します。
これはもう口で伝えられないので、お店にあったらぜひトリプルエクセレントのものと、そうでないものを見比べて欲しいです。
本当に輝きが数段違います。
ぼくも、
「へ〜綺麗に光るもんだなぁ」
なんて思いながら色々なダイヤモンドを眺めていたんですが、お店の人が予算内で一つだけトリプルエクセレントのダイヤモンドがあるって言って持ってきてくれたダイヤモンドを見て、
「えっ、マジで?虹みたいに綺麗じゃん・・・」
ってなりました。
もちろん妻と揃って一目惚れしてそのダイヤモンドに決めちゃったことは言うまでもない。
それぐらい綺麗です。値段はそこそこします。
それと、カットが良いダイヤモンドは、真上、真下からのぞいたときに、ハートアンドキューピットという綺麗な模様が出ます。
これは我が家の婚約指輪の写真です。
中心から外側に向かって、弓の矢のような模様が綺麗に出ています。写真はないですが、反対から覗き込むとハート形に見えます。
誰が言い出したのか知らないですが、ロマンチックですよね。光学的にも、この模様が綺麗に出ると輝きが美しいみたいです。
迷ったら輝きに差が出るカットを重視したい
ダイヤモンドの4Cについてざっと説明しましたが、どこを重視したいかは決まったでしょうか?
全てを最上級にするってのはお金も必要だし、ちょうどそんな希少性の高い石が置いてあるのかっていう運も絡んできます。
しかし、例えばカラーはそこそこだけどカットが素晴らしいとか、カラットが少し足りないけど他の項目は満足できるとかっていう選び方は十分できると思います。
それでも迷って決められない人のために、ぼくのオススメを紹介しておくと、「迷ったらカット重視」ですかね。
これ本当にカットが最上級のトリプルエクセレントだと、輝きの質が違うんですよ。
トリプルエクセレント以外のダイヤモンドが、光を受けたら白く輝くのに対して、トリプルエクセレントのダイヤモンドはどこか虹色を帯びたような幻想的な輝き。
綺麗も綺麗、息を呑むって表現が合っているかもしれません。
希少なので、店舗で出会えたらそれだけでもラッキーですよ。
- よく選ばれるカラット数は0.2ct〜0.4ct
- カラーとクラリティは見た目に気にならなければ最上級である必要はない
- カットで輝きが全然違うので迷ったらカットを重視!
リングを選ぶときに考えたいこと
ダイヤモンドが決まったら、次はリング部分を決めなければいけません。
とはいえ、ダイヤモンドに比べればリングは個人の好みが分かれやすいので決めやすいとは思います。
リングは細身・普通・太めのどれが好みなのか、シンメトリーでフォーマルなデザインが好きか、ちょっと遊び心のあるデザインが好きなのか。
デザインに関して気を付けなければいけないことは以下のことぐらいです。
そのデザインはずっと付けられるのか問題
婚約指輪の全体的なデザインを決める際に気を付けたいこと、それは”そのデザインはずっと付けられるのか問題”です。
婚約指輪は大事な思い出の品、一生モノです。
5年経っても、10年経っても、ちょっと飛んで30年40年と経ったあとでも身に付けたいこともあるでしょう。
一番大事なのはその場のインスピレーションですが、ちょっと立ち止まる余裕があれば、未来のことも考えた上でデザインを選びたいです。
あまり個性的なデザインだと、好みが変化したときに「ちょっとなぁ・・・」って思ってしまうかもしれません。逆にシンプルなデザインだと好みの変化に左右されにくいです。
世の中でシンプルで定番なものがいつまでも人気なのには理由があります。これにしろっていう訳ではありませんが、自分の中の数十年後の自分と相談するようなイメージでデザインを決めましょう。
結婚指輪との重ね付け問題
また、もう一つ気を付けたいことは、結婚指輪との相性です。
結婚したら、基本的に結婚指輪はずっと着用していると思います。
今の指輪は、重ねて着用することも考えられてデザインされているものも多くありますので、もし重ねて付ける機会があるのであればそれも頭の片隅に入れると良いです。
店舗のスタッフさんに頼めば、サンプルの結婚指輪を貸してくれますので、実際に重ね付けしてみるとイメージ膨らみますよ。
リングへの刻印どうする問題
リングの内側への刻印サービスです。名前とか日付とか入れるアレです。
大抵どこのお店でもやってます。
打てる文字数に限りはありますが、せっかくなんで刻印入れた方がいいんじゃないかなーというのが持論です。
だいたいは「日付+新郎の名前 to 新婦の名前」みたいな感じになります。
婚約指輪をお得に買う方法
婚約指輪の選び方について説明してきました。
もう実際に指輪を見られましたか?
「ネットで良さそうなものを見つけたけど値段が・・・」
「店舗で一目惚れしたダイヤモンドがあったんだけどちょっと高い・・・」
なんてことはないでしょうか。
ぼくはありました。
婚約指輪の値段を少しでも抑えるために、割引サービスを紹介しておきます。
マルイやルミネのセールで割引
マルイやルミネのブライダルジュエリーコーナーで指輪を購入すると、割引で購入できる場合があります。
というのも、マルイやルミネは定期的にセールを行なっています。
マルイは、「マルコとマルオの七日間」
ルミネは、「ルミネセール」
どちらも、セール期間であれば商品が10%オフで買うことができます。
しかし、残念ながら誰でも利用できるっていう訳ではありません。
マルイは、マルイが発行しているクレジットカードであるエポスカードの利用が条件。
ルミネも同じく、ルミネカードの利用が条件です。
とはいえ、ルミネカードは年会費953円、エポスカードに至っては年会費無料で作ることができます。
10%オフって大きいですよ。20万円の婚約指輪だとすると、10%オフしたら18万円です。
20万円が予算だとしたら、22万円の指輪まで手が伸びます。
同じように30万円の指輪なら27万円になるので、浮いた3万円を他の結婚資金に回したり、指輪のグレードをアップさせることができます。
どのお店で婚約指輪を購入するか迷ったときは、割引があるのかっていう視点で見ることも大事ですね。
Web来店予約を活用する
Web来店予約を活用する方法も有効です。
ブライダルリング専門店はWebから来店予約をしてから行くと特典が貰えるキャンペーンをやっていたりします。
婚約指輪って高いじゃないですか。けど、男としては買うときはカッコつけたいですよね。
だから専門店のキャンペーンには甘えさせてもらっちゃいましょう。
受け取りまでの期間は1ヶ月程度かかるので、プロポーズや両家顔合わせの予定が決まっているなら早めの準備を
ダイヤモンドも決まった!リングも決まった!さぁ注文したぞー!
とここまで来たら、あとは待つだけです。
店舗や、リングの加工によって差はありますが、だいたいオーダーから一ヶ月前後で完成となります。
(ぼくたちは一ヶ月で期間を見て、実際にできたのは3週間でした)
特に注意するところはありませんが、スケジュールに余裕がないときはよく確認しておきたいところですね。
さいごに
婚約指輪の価格と、選び方のポイントについて説明しました。
もう一度おさらいしておきます。
- 婚約指輪は(無理のない範囲で)ぜひ送ってあげた方がいい
- 婚約指輪の平均予算は10万円〜30万円
- ダイヤモンド選びに迷ったらカットが良い石を見せてもらう(ぼくはカット重視で選びました)
- リングのデザインは、数年後もつけられるか、重ね着けするのかも考慮する
- マルイやルミネが近くにあれば、ぜひ割引が利用できないか検討を!
- 指輪の受け取りには1ヶ月程度かかるので、スケジュールには気を付けて
婚約指輪を選ぶのも、これから始まる長い結婚準備の大事なファクターです。
もし二人で一緒に指輪を選びに行けるなら、それだけでも楽しいデートになります。
ぜひ男性は、「なんでもいいから好きなの選びなよ」と切り捨てないで、本記事を参考に素敵な指輪を選べるよう協力しましょう!
これで彼女もメロメロですよ ・:*+.\(( °ω° ))/.:+