沈黙のWebライティングは勉強嫌いでも読めるSEO初心者のための入門書!

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SEO。

ブログを書いている人なら聞いたことはある言葉だと思います。

ぼくもこうしてこのブログを運営しているので、SEOという言葉とその目指すところの意味ぐらいは知っていました。

きっとあなたもそうだと思います。

だけどSEOってどういうことか、ちゃんと説明できますか?

沈黙のWebライティングを読めばSEOとはどういうことか、基本を説明することができるようになります。

以下紹介していきます。

タップできる目次

SEOとは何者なのか?

SEOって何者なのでしょう?

検索エンジン最適化(Search Engine Optimize)。

一言で言うとGoogleで検索したときに、自分の記事を上位表示するための施策のことです。

みんながこぞってこれを競争しています。

なぜか?

それは、たとえどんなに良い記事を産み出したとしても、それを見てくれる人がいなければ価値がないからです。

よく、「誰も知らない山奥で、とびきりの料理を振る舞っても、レストランは経営できない」なんて例えられます。

だからみんなSEOを頑張り、自分のお店(サイト)を山奥ではなく、ランキングトップの一等地に公開することを目指しています。

実際、Googleで検索したときに2ページ目、3ページ目、ましてや10ページ目って見ますか?見ませんよね。

このSEOについて、一度体系的に勉強したいと思って手に取ったのが本書、「沈黙のWebライティング」でした。

沈黙のWebライティング

ブログを書いている人なら、SEOについてネットで断片的な知識は得ていると思います。

ぼやっとしたSEOのイメージ

  1. 記事タイトルや見出しに検索キーワードを入れる
  2. 記事本文内でも検索して欲しいキーワードを自然に盛り込む
  3. 誰が聞き手なのか?ペルソナを意識する(細かい人物像まで設定する必要があるが面倒でやっていない)

ぼくが「沈黙のWebライティング」を読むまでの、SEOに対する知識はざっとこんなもんでした。

読みはじめてすぐの第1章で、1、2についてはすぐ「そんな化石のような知識は忘れろ。」とダメ出しされました。

SEOを意識したライティング手法、サイト設計が学べる

本書は全7章から構成されています。

主な内容は以下となります。

沈黙のWebライティングの主な内容

  1. SEOに関する基礎知識
  2. 強みのある(差別化できる)サイトの設計方法
  3. 文章術
  4. オウンドメディアの立ち上げ方
  5. インタビュー記事を書くときの注意点
  6. バズを意識したコンテンツの作り方

SEOとは何かっていう入門者向けの知識から、SEOライティング、サイトマップを使ったSEOサイトの設計法は、すぐにでも意識したい知識です。

実用書が苦手な人でも読める究極の入門書

本書はストーリーノベル形式で進行します。

経営の危機に瀕し、Web集客で再起を図る旅館「みやび屋」が、世界最強のWebマーケッター「ボーン・片桐」の知恵を借りて、実際にオウンドメディアを成長させていく過程が描かれます。

正直、このノベルがとても面白いです。あっという間に最後まで読めます。

活字を読むのことが苦手な人でも漫画だったら読めますよね?

本書は漫画のような感覚で飽きずに読めます。次のストーリーが知りたくてどんどん読み進めてしまいます。
本書はすごい分厚いですが、実際ぼくは読み終えるまで3日程度でした。

そのぐらいストーリーに没入できて読み始めたら止まりません。
通勤中や休み時間に食い入るように読んでました。

また、自分が「みやび屋」になったつもりで読めるので、スッと腑に落ちる感じで知識が入ってきます。

各章末には、その章のポイントがまとめられているので、後で見返したいときはそのページだけ読めば大丈夫です。

実用書が苦手な人でも読みやすく、知識も吸収しやすい、一度読んだ後は要点をまとめたページで復習ができる究極の入門書と言えるでしょう。

“文章の書き方”が知りたかったらその専門書を読むべき

SEOを意識したライティング、サイト設計を学べますが、あくまでSEO向けの内容が多いです。

注意点としては、単純に文章術を磨きたいのであればまず他の書籍を読むのがいいと思いました。

論理的な深みのある文章を書きたい場合は、山田ズーニー著の「伝わる!揺さぶる!文章を書く」がオススメです。

 

 

こちらは、作文、論文からこういったブログ記事、また会社で使うEメールなど文章全般について、深く突っ込んだ内容で文章の書き方をテストケースで教えてくれます。

 

また、出来るだけテンプレートに当てはめて、文章を書く時間を時短しつつ、論理破綻しない構成を目指したい人には、唐木元著の「新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング」がオススメです。

 

 

こちらは、基本的な文章術に加え、文をパーツに分解し、それをパズルのように組み合わせることで一つの記事を書くことができるようになる本です。

ぼくのようにサラリーマンで、あまりブログを書く時間が取れない人は、通勤中に箇条書きで記事のパーツを作っておき、後でそれを決まったパターンでくっつけるイメージで一本の記事が書けます。

伝わる文章はどう書くのか?ゴールを決めて文章を書くという感覚|Tanakano*
ブログを書いていると必ずこんな壁にぶち当たります。 ブログを書いている最中も、途中で何を書いているのかわからなくなったり、 自分では上手く書けたと思っていても、しばらくして読み返すとちんぷんかんぷんだったり・・・。  
【書評】「完読」される文章を書く、現場の実践的なテクニック 唐木元/新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング|Tanakano*
文章術について、以前紹介した「【書評】自分のコトバを相手に届けるということ 山田ズーニー/伝わる・揺さぶる!文章を書く」でぼくは、文章とは何か、”伝える”とは何かを学んだ。 実はもう一つ、文章術向上のために読んだ本がある

さいごに

沈黙のWebライティングの感想でした。

SEOを意識した記事、サイトを作る上で必要な基礎知識をノベルという形で楽しく学ぶことができます。

沈黙のWebライティングはこんな人にオススメできます。

  1. SEOの基礎知識を得たい人
  2. 活字を読むのが苦手だけど知識は欲しい人
  3. コンテンツのブラッシュアップや、オウンドメディアの作り方の触りを知りたい人

逆に、こんな人にはオススメできないです。

  1. 文章術を学びたい人
  2. ノベルの部分が冗長に感じる人(章末だけ読んでもいいですが、ちょっと勿体無い)

SEOは、使う使わないは別として、知識として知っているか知らないかでは記事の質が雲泥の差となります。

知った上であえて使わないのであればそれでいいのです。しかし、あなたが丹精込めて作った記事に読者が来ないのであれば、それは記事の質が悪いのではなく、読者が記事の存在を知らないだけかもしれません。

せっかくならたくさんの人に記事を読んで欲しい!そう思うならば、検索エンジンの一等地にお店を構えられるよう、SEOの基礎知識は身に付けておいて損はありません。

それでは、お読みいただきありがとうございました!

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