言いたいことを端的に表したキャッチーな言葉、これを作り出すのは難しい。
そのまま伝えたら「どこにでも溢れている表現」になるし、かといって複雑にひねった言い回しをしてみても伝わらなければ意味がない。
ぼくもこういったブログやツイッターで文字を書くときに、毎々頭を抱えてしまう。
そんな折に、ぼくはこの本を開いてカンニングする。
タップできる目次
77のテクニック キャッチコピー力の基本
「キャッチコピー力の基本」は、すぐに使えるキャッチコピーの見本や、そのフレーズがなぜキャッチーなのかを、77の項目に分けて解説してくれている。
例えば、
”1分で~”や”3つの~”といったマジックナンバーの効果的な使い方や、
”20代からの~”、”30代からの~”とターゲットを絞ることで特定の範囲に刺さる表現の工夫。
「罪と罰」「美女と野獣」といった実例から見る対義語の上手い作例やテクニックが収録されている。
伝えたいことにマッチしたお手本を本書から探し、少し整えるだけで誰でも立派なキャッチコピーが作れるのだ。
また、言いたいことを複数のお手本にランダムに当て込んで組み合わせ、ブレストに使うのも面白い。
ぼくと同じくブログを書く人、あるいは企画書や提案書に何かキャッチーなフレーズを入れたいと思っている人は、常にそばに置いておきたいカンニングペーパーだ。